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ロキソニンとインフルエンザの治療:安全性と禁忌薬剤について詳しく解説

[2024.02.18]

インフルエンザのときにロキソニンを飲んでも大丈夫?と思ったことはありますか?

寒くなると流行するインフルエンザについて、特に高熱や関節痛が主な症状となる感染症の一つです。寒い季節になると、「高熱を和らげたい」と考える人もいるでしょう。その際、解熱鎮痛剤を併用することが気になる方もいることでしょう。

最近では、薬局でも手軽に入手できるようになったロキソニンは、解熱鎮痛剤の一つとして処方されることがあり、身近になりました。しかし、このロキソニンがインフルエンザの際に安全に使用できるかどうか気になる方もいるかもしれません。

本記事では、インフルエンザにかかった際にロキソニンを服用しても大丈夫かどうか、また服用に際しての注意点や禁忌とされる理由などを解説していきます。

 

【基礎知識】 インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症で、A/B/C型の3つがあり、特にA型とB型が流行しやすいです。風邪と同じ呼吸器感染症ではありますが、インフルエンザは症状が重くなりやすい疾患です。

【症状の違い】 インフルエンザと風邪の違いは、引き起こすウイルスや症状の出方にあります。風邪は主にウイルス性で、鼻腔や咽頭などの上気道感染を引き起こします。寒い時期に流行するインフルエンザは、高熱や全身症状が先行することが多いです。

【診断方法】 インフルエンザの診断には抗原検査キットが使われ、鼻や喉の奥の咽頭ぬぐい液を採取して検査します。ただし、検査をすぐに行っても陰性となることがあるため、発熱から時間を置いて行うのがおすすめです。

【治療方法】 インフルエンザにかかった場合の治療には、抗インフルエンザ薬の服用と対症療法があります。抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えるもので、対症療法と組み合わせて用いられます。

 

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【解熱鎮痛剤の使用に注意】 インフルエンザに罹患した際、抗インフルエンザ薬と併用して解熱鎮痛剤が処方されることがありますが、中でもロキソニンは子供への使用が避けられています。これは、ロキソニンがインフルエンザ脳症を引き起こす可能性があるためです。

【アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤が安全】 一方で、アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤は大人も子供も使用が可能で、副作用が少ないとされています。アセトアミノフェンが主成分の薬は、例えばカロナールやタイレノールAなどです。

【禁忌の薬剤には注意が必要】 特に注意が必要なのは、非ステロイド系抗炎症薬の中に含まれるロキソニンやイブプロフェンなど。これらの薬剤は禁忌とされ、インフルエンザ脳症やライ症候群を引き起こす可能性があるため、用法・用量に厳密に従うことが重要です。

【対処法】 禁忌の薬剤を誤って服用した場合は、迅速に医療機関を受診するか、往診サービスやオンライン診察を利用することが推奨されます。特に夜間や休日など、受診が難しい場合も考慮しましょう。

 

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【まとめ】 インフルエンザにかかった際、解熱鎮痛剤の使用には慎重になる必要があります。本記事では、安全に使用できるアセトアミノフェン系の薬剤がある一方で、禁忌とされる薬剤も存在することを解説しました。症状が重い場合や不安な場合は、専門の医療機関での相談や診察を受けることが重要です。

院長 石川雅俊

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