立ちくらみ
症状の原因
立ちくらみは、立ち上がる際や急に動いたときに感じるふらつきや、目の前が暗くなる感覚を指します。この症状の主な原因は、血圧が急激に低下することによります。具体的には、次のような要因があります:
- 血液量の減少: 脱水症状や出血により、体内の血液量が減少すると、脳に供給される血液が不足し、立ちくらみが起こります。
- 薬剤の影響: 一部の薬物、特に降圧剤や利尿剤は、血圧を下げる作用があり、これが立ちくらみの原因となることがあります。
- 長時間同じ姿勢: 長時間座りっぱなしや立ちっぱなしでいると、血液が下肢にたまり、脳への血流が減少します。
- 自律神経の機能不全: 自律神経が正常に機能しないと、血圧の調整がうまくいかず、立ちくらみが生じやすくなります。
これらの要因に加え、精神的なストレスや疲労も立ちくらみを引き起こすことがあります。
症状の原因となる主な病気
立ちくらみが頻繁に発生する場合、以下のような疾患が関連している可能性があります:
- 心臓病: 心機能の低下や心拍数の異常は、血流の供給に影響を及ぼし、立ちくらみを引き起こすことがあります。
- 内耳の障害: メニエール病などの内耳疾患は、平衡感覚に影響を与え、立ちくらみを感じる原因となることがあります。
- 低血圧: 特に起立性低血圧の場合、急に立ち上がった際に血圧が大きく下がり、立ちくらみを引き起こします。
- 糖尿病: 血糖値の急激な変動が、めまいや立ちくらみを引き起こすことがあります。
予防方法
立ちくらみを予防するための方法には、以下のような対策があります:
- 水分補給: 充分な水分を摂ることで脱水を防ぎ、血液量を維持することが大切です。
- 生活習慣の見直し: 規則正しい生活リズムを保ち、睡眠不足やストレスを避けることが重要です。
- 塩分の摂取: 塩分を適量摂取することで、体内の水分量が増え、血圧の低下を防ぐことができます。ただし、心疾患がある方は医師と相談してください。
- 適度な運動: 軽い運動を日常に取り入れることで、血行が促進され、立ちくらみを軽減できる可能性があります。
治療方法
立ちくらみの治療には、まずその原因を特定することが重要です。治療の一般的な方法は以下の通りです:
- 医療機関での評価: 立ちくらみが続く場合、医師に相談し、必要に応じて血液検査や心電図検査を受けることが推奨されます。
- 薬物療法: 必要に応じて、医師が立ちくらみを軽減するための薬剤を処方することがあります。
- 生活習慣の改善: 食事や運動、睡眠など、生活全般を見直し、健康的な習慣を身につけることが治療に繋がります。
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