吐き気・嘔吐
嘔気(吐き気)・嘔吐の原因と対処法
「吐きそう」という不快感(嘔気)や、実際に吐いてしまう症状(嘔吐)は、脳にある「嘔吐中枢」が刺激されることで起こります。
単なる食べ過ぎから、一刻を争う重大な病気まで原因は多岐にわたります。症状の経過を正しく見極めることが大切です。
1. 嘔気・嘔吐の主な原因
日常生活における一時的なものから、感染症、内臓の疾患まで多岐にわたります。
-
日常生活・環境: 暴飲暴食、ストレス、乗り物酔い、妊娠(つわり)。
-
薬の副作用: 鉄剤、抗がん剤など。
-
感染症(食中毒・ウイルス):
-
ウイルス: ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど。
-
細菌: カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌など。
【感染経路】
最も多いのは、ウイルスが付着した手指を介して口に入る「糞口感染」です。その他、汚染された食品や水を摂取することでも感染します。
-
2. 注意が必要な主な病気
| 病名 | 特徴的な症状 |
| 感染性胃腸炎 | 急な嘔吐で始まり、半日〜1日ほど激しい嘔吐が続いた後、水のような下痢や腹痛が起こります。 |
| ロタウイルス | 乳幼児に多く、便が白くなるのが特徴。重症化しやすいため定期接種が推奨されています。 |
| ノロウイルス | 感染後、半日以内に嘔吐が始まることが多いです。通常2〜3日で回復しますが、高齢者は要注意です。 |
| 逆流性食道炎 | 胃酸が食道に逆流し、胸焼けや吐き気を引き起こします。 |
| 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 | みぞおち付近の痛みを伴います。食後に痛むなら胃潰瘍、空腹時(食前)なら十二指腸潰瘍の疑いがあります。 |
| 腸閉塞(イレウス) | 激しい嘔吐に加え、便やガスが出ないのが特徴です。緊急の処置が必要な場合があります。 |
| 胃がん | 進行すると嘔気や腹痛が現れます。早期発見には定期的な内視鏡検査が不可欠です。 |
3. 家庭でのケアと治療のポイント
吐き気が強いときは、無理に食べようとせず胃腸を休めることが優先です。
-
水分の摂り方: 脱水を防ぐため、水分補給は必須です。ただし、一気に飲むと刺激で再び吐いてしまうため、「少量ずつ、こまめに」摂取してください。
-
食事の再開: 嘔吐が治まってきたら、お粥やうどんなど消化の良いものを少しずつ試しましょう。
-
乳児の場合: 母乳は様子を見ながら継続して構いません。ミルクの場合は、まずは薄めたものから始め、徐々に通常の濃度に戻していくのが望ましいです。
4. 予防のためにできること
-
手洗いの徹底: 食事の前、トイレの後は石鹸でしっかり手を洗いましょう。
-
加熱調理: 食中毒を防ぐため、生食を避け、中心部までしっかり加熱しましょう。
-
生活習慣: 暴飲暴食を避け、胃腸に負担をかけない生活を心がけましょう。
⚠️ 医療機関を受診すべき目安
以下のような症状がある場合は、重大な疾患や重症脱水の恐れがあるため、早めに医師の診察を受けてください。
-
水分が全く摂れず、おしっこの量が減っている
-
激しい頭痛、腹痛、高熱を伴う
-
血便(便に血が混じる)がある
-
手足の麻痺や意識がぼーっとする症状がある
-
便秘が続いており、お腹がパンパンに張っている
「いつものこと」と自己判断せず、症状が長引く場合や悪化する場合は速やかに受診しましょう。
ご予約がなくても受診いただけますが、当日の混雑状況により待ち時間が長くなる場合がございます。ご了承ください。
その他お知らせ
当院では飛沫感染防止のためにマスクの着用をお願いしております。
当院の診療時間は平日18:00-22:00、土日曜祝日10:00-18:00となります。
平日の日中は不在の為お電話が繋がらない場合がございます。繋がらない場合は、診療時間内にご連絡をお願いします。
受付時間外や、事業会社様等からのお問い合わせは
蒲田西口石川まさとしクリニック: ishikawamasatoshi.cli@gmail.com までお願い致します。
患者様以外の方からのお問い合わせには、内容を拝見したうえで必要に応じてこちらからご連絡を差し上げます。
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
ご予約がなくても受診いただけますが、当日の混雑状況により待ち時間が長くなる場合がございます。ご了承ください。
